Eyck Freymann アイク・フレイマン

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略歴

アイク・フレイマンは、スタンフォード大学フーバー研究所フェローであり、同研究所において同盟調整ワーキンググループ(ACWG)を主宰しています。ACWGは、日米英三カ国によるトラック2の政策対話イニシアティブです。地経学研究所(東京)、コロンビア大学グローバルエネルギー政策センター、および米海軍大学校中国海洋研究所の非常勤研究フェローを務めています。また、グリーンマントル社のインド太平洋部門ディレクターを兼任しています。

中国との体制間競争の時代において、平和を維持し米国の利益と価値を守るための戦略を研究しています。ハーバード大学、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学にて歴史学および中国研究の学位を取得。

著書

Defending Taiwan: A Strategy to Prevent War with China (『台湾を守る:中国との戦争を防ぐための戦略』) Oxford University Press, 2026年4月

台湾をめぐる中国との戦争を抑止し、名誉ある平和を維持するための統合的戦略を提示する。軍事的抑止のみでは戦争を防げないというのが本書の中心的主張であり、政治・軍事・戦略・経済の四本柱が一体として機能する抑止体制の構築を論じる。

「台湾有事をいかに抑止するかについて、画期的かつ時宜を得た、読みやすい一冊である。北京、台北、ワシントンの高官や専門家との議論を踏まえ、フレイマン氏の四本柱の枠組みは我々が直面する戦略的現実に正面から取り組むものであると確信する。経済、技術、外交の各領域における同盟国間の前例なき連携なしには、軍事的抑止のみでは不十分である。これはまさに、第一列島線の最前線かつ戦略的中核に位置する日本が先頭に立って取り組むべき課題である。平和の維持に関心を持つすべての方にとって必読の一冊である。」

— 山本勝也(元海上自衛隊海将補、笹川平和財団 安全保障研究グループ ディレクター)

本書の概要(日本語)— フーバー研究所「ソリューションズ」シリーズ

Arsenal of Democracy: Technology, Industry, and Deterrence in an Age of Hard Choices (『民主主義の武器庫:困難な選択の時代における技術・産業・抑止』) ハリー・ハレム共著 Hoover Institution Press, 2025年

中国の軍事的台頭に対する抑止は、単一の兵器ではなく、政治的決意・作戦構想・産業基盤からなるシステムによって成立すると論じる。日米同盟における防衛産業統合と防衛技術協力の在り方を体系的に検討した、現時点で最も包括的な一冊。共同開発・共同生産、弾薬備蓄の拡充、長距離火力・無人機・造船分野での協力、経済安全保障との整合など、政策実務者と産業界の双方に向けた具体的な処方箋を提示する。

One Belt One Road: Chinese Power Meets the World (『一帯一路:世界と向き合う中国の力』) Harvard University Press, 2021年

「一帯一路」は史上最大のインフラ計画として論じられてきたが、本書はインフラ事業そのものは表層に過ぎないと論じる。その本質は、習近平が自らを現代の皇帝と位置づけ、古代の朝貢体制を新たな形で復活させようとする中華復興のプロジェクトである。中国語、英語、ロシア語、ペルシア語、シンハラ語の一次資料と、スリランカ、タンザニア、ギリシャ、マレーシア、イランでの現地調査に基づき、北京の戦略的意図と相手国側の受容の双方から、この構想の真の姿を描き出す。グレアム・アリソン、H・R・マクマスター、ラナ・ミッター各氏らによる高い評価を受けた。

連絡先

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Eyck Freymann

Hoover Institution, Stanford University

434 Galvez Mall

Stanford, CA 94305

freymann@stanford.edu